2013/05/24

ドーンセミナー

休止と宣言し、あまつさえブログも一時閉鎖したけど、この通り再開しました。

当初は残そうと思って閉鎖から再開に持ち込みましたが、こんな時刻にブログを書こうとさえ思わなかったです。そもそもこのネタ記事は、この記事では扱えないことだと思っていたからです。多分、まだまだ「これで行け!」がはっきりしていないんでしょうねぇ……。

今回『ドーンセミナー』と表題を付けました。

少し遅くなりますが5月10日金曜日、平日の真只中ですが、『あの夏で待ってる』の交通面で大変お世話になっている、しなの鉄道が主催された水戸岡鋭治先生の講演会があって参加してきました。
(開催場所:上田商工会議所/15:00-17:00)
鉄道趣味をお持ちの方はもうご存知かと思いますが、ドーンデザイン研究所のデザイナーです。鉄道いや乗り物全般の車内外のデザインは勿論、建物、まちそのものをデザインし設計されています。こどもの頃は品が高いって印象が強かったけど、おとなとなれば価値とかわかってきて、今や水戸岡先生のファンと言いたいなって思います。アニメに置き換えたとして、キャラクターデザインなら宙花こより先生、美術設定なら水戸岡鋭治先生と自分は考えているんです。
何故参加したのかを書くとすると、1つは先生のファンとして講演に参加したことが全く無かったこと。昨年は小布施や水戸での美術展を開いているけれど、美術展までしか行けず終いでした。そして、『なつまち』に関わった169系電車がつい先月4月末に完全引退しました。3月23日に急行『あの夏で待ってる』号で乗っていますが、魅了する鉄道財産が失われたこと。115系ラッピング列車いえども月日が限られている。『なつまち』は抜いたとしても、これから譲渡線も出てくる中で『乗ってよかったな』と思える車両が無いというのは、第3セクターの鉄道会社としては痛手になってしまう。どんな方向に向かうんだろうな?としなの鉄道を乗る度に疑問を抱いていました。

また、『あの夏で待ってる』という舞台探訪の教材で何を学んだかを問われれば、自分は『デザイン感性』で、『理屈と膏薬はどこにでもくっつく』とはいいますが、これはどこでもいえることだと思うんです。デザイン、感性を素に受けてきたことを学んだことが、『あの夏で待ってる』の舞台、小諸にはあるんです。そして上田市に本社がありますが、その沿線を小諸市は走っています。だったら受けてみよう!『なつまちおもてなし』のスタッフではありませんが、ファンである以上お付き合いにもなるわけですしねww。

なんか最初天気は物凄く良かったけど、講演中から会場からビュービュー強風が聞こえてきて、終盤には雨が降る始末になってしまいました。200人ぐらい座れる座席に自分は図々しくも2人座ってる空気の座席を本来の3人のところに腰を掛けて座りました。当日は写真撮影だけ禁止で、ICレコーダーなんぞを持ってるひとも多かったですが、自分はメモでいいやと消せるボールペン1本で対応しました。レジュメにメモ用紙まで用意してくれて……自分にはこの気前さがありがたかったです。

講演会と言っても水戸岡先生は、もともとは絵描きであって先生如く講演は苦手なんだってな。

『デザインは公共のために~デザイン車両の観光地化と地域との連携~』
と題は大きく掲げられているものの、会そのものは制作物事例をとりあげて、本筋をだしていくというスタイルの話。講演レジュメも用意されてましたが、実は水戸で買った本にその同じ内容がそっくり載っていました!
でも、そのデザインから具現化までの裏肌には平気で『できない!』言っちゃうんだなというのが、大きな感想です。『1/12のために11/12を犠牲にする』……つまり小さなリスクのために全てを排除してしまう。これは国民全体の問題だということを挙げていました。自分の言葉で申し訳ないんですが、『空気』がモチベーションを下げてしまってる世の中を指摘されているようにも。どうにもこうにも、社長の決断力、ちょっとした『手間』『勇気』『予算』が大きく変えるということ。そして水戸岡さんのディティール物を持つ資格があるかどうか?という点も問われました。水戸岡デザインのものは習慣上馴染まないものも多いんですが、大切に扱ってくれたり、順番を守ってくれたりというマナーにも優れたデザイン物が多いんですが、大人の心ゆきが子供を動かすんだと、自分にはこの講習会、『なつまち』なんかで使える要素にならないかどうか?考えてしまうほどです。
(マナーといえば水戸岡先生はハード面を上げることでマナー意識を向上させることに成功してるんですよね)

時間はあっという間に流れ、大変勉強になるものでした。

勿論、この日はこれがメインでしたけど、いろいろやっていますよ。

まず、講演会前には中軽井沢駅が駅舎のほか図書館、チャレンジショップなどが付いた複合新駅舎になって完成しましたので、ドキドキしながら駅を見てきました。
(水戸岡先生絡みじゃないよ!)

辛み入りのジンジャエールが美味しかったですよww。

上田駅では上田電鉄……行ってみようと思ったんですが、行けず仕舞いでした。

が、北条まどかのねんどろいどが売られていたので、他社でごめんだけど買っちゃいました。

かわいいです!!

そして、長野を後にする際に蔦屋書店に寄りましたが、そこで信濃毎日新聞社の『古道を歩く/戸隠神社五社めぐり』という本を出していて、今放送中のRDG~レッド・データ・ガールの戸隠資料にならないかと買いました。

5月は出不精だらけで、精神的にも崩壊した日々でした。平日というのが憎たらしく不謹慎なんですが、行けて良かったなと病床中いつもいつも思ったことです。でも、良く考えてみるといろいろできているんだなぁ……とブログを書いていて思いました。

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