『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』
現在放送中のアニメなり小説ですが、この作品は千葉県千葉市が舞台で知られています。
タイトルは存じてますが、実は小説もアニメも見ていません――申し訳ない。
しかしながらこのほど、この沿線を走る千葉都市モノレールで、この作品とコラボしたモノレール『俺の妹。号』が走り出しました。最近、サブカルチャーと交通のコラボレーションはどこでもやってて、1つのテイストになりつつあります。が、ADやラッピング手法は第1段階となってるようで、第2段階となると車内を、そしてソフト面を凝らすという交通業者も出てきています。千葉モノレールでは6月7日(金)、車内放送をデータイムに限って、俺の妹。に登場する高坂桐乃さんと黒猫さんが担当することになり、お披露目会が開催されました(チバテレではニュースにもなったようです。応募かけてたんですけど、複数応募に自分はまんまと落ちました)。
それから約1週間後の6月16日(日)……天気が不調な心配もありましたが、その千葉モノレール、久々に乗ってみることにしました。聞けば今年で開業25周年なんですってね。おめでとうございます。なお、このブログでは『俺の妹。号』のレポートをメインにしますが、モノレール自体の当日の目的は、『俺の妹。号』に加えて、新型電車である『アーバンフライヤー』の乗車と、稲毛区は長沼地区を無料で走る『まちのバス』の1週乗車を加えて行なったことを付記しておきます。
先に新型0型『アーバンフライヤー』本当に素敵なモノレールでした。
デザインに優れたモノレールで未来的なデザインだし、内装もピクトグラフやフォントのこだわりに加えて座席も座り心地がいいものでした。この日は千城台までの2号線、県庁前までの1号線共に1編成ずつ走っていたので乗車チャンスには恵まれた日でした。おかげさまで6回の乗車に恵まれました。
本題『俺の妹。号』は今まで見てきたコラボの中では画期的だったなって思います。
車内はステッカーも含めて全てキャラクター入りオリジナルのものでした。
つり革のAD部分にキャラクターを入れてるし……。
メインの桐乃さんと黒猫さんの放送がまた楽しいのなんの!
文字だけでは伝えられないので、今回You Tubeで収録された方の動画をお借りします。
黒猫「わたし、千葉(せんよう)の堕天聖、黒猫が車内アナウンスを務めさせていただくわ」
二人「よろしくおねがいしまーす!!」
桐乃「ほかのお客様のご迷惑にならないようルールを守って、一緒に楽しい時間を過ごしましょう」
沿線の紹介、お願い事……千葉都市だから標準的なもので成り立っちゃうのかと思ったけど、劇中で登場の場所や、モノレールのトリビアなど楽しいネタが満載されていて、放送を聞いてると実は他事業者でも参考にして欲しい内容もあったりしました。単に掛け合いや観光案内ではなくて、「~しましょう」というのは、「~下さい、お願い致します」よりも柔らかくていいものなんですけどねぇww。
6月7日のイベント跡といえば、原作の伏見つかさ先生のサインも発見しました。
楽しいイベントになったんだろうなぁ……って思います。
平日時間限定1日乗車券、休日1日乗車券共に『俺の妹。』仕様になってます。
(無論この日は休日1日乗車券を買いました)
更におまけで特製の沿線マップも付いてきました。
この沿線マップが『俺の妹。』号の広告とタイアップしていて、アニメイト千葉店から飲食店、土産物まで車内で紹介をしていて、「どこか途中下車でもしてみてよ」と工夫させているんです。
丁度お昼時ということもあったので、昼飯をこのマップと広告をで見つけた『カナディアンステーキハウス』に行ってみることにしました。穴川駅から5分程度歩いた所です。久しぶりのステーキなのに、美味しかったし(じゅるる)……ちょっとしたお土産も頂いちゃいました。
詳しくはここを参照頂きたいんですが、さらにこのリンクを辿って行くと面白いことにアスキー・メディアワークス側で桐乃さんと黒猫さんを芸能活動させていたんですね。実在の企業からどしどし応募を!とのことで、数年前からこのプロジェクトを手掛けはじめているようです。主に千葉県の企業団体から仕事を得ているそうで、共に仕事依頼が版権使用許諾になっている訳ですかぁ……こりゃぁ画期的だわ。
『千葉都市モノレールの社長Osanのブログ』の引用です。
すでに多数の方が乗車くださったのではありますけれど、
千葉モノの遊び心に、
もう少しお付き合いいただきたいと考えまして、
この度、
車内アナウンスを「きりりん氏」と「黒猫氏」に
お願いすることにいたしました。
社長、まさにその通りで、本当に遊び心を十分に発揮してくれてるように思いました。
クリアファイルにパスケースなんかも販売してて買いましたし、通販では記念きっぷも取り扱ってるそうです。『花咲くいろは』と『和倉ななお』でPRする石川県の、のと鉄道に並ぶ交通サブカルの最前線を見たような気がしました。
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